エラーパターン・チェックリスト このテストは、立教大学の芳賀先生をご了承を得て 掲載させていただいております。
皆様のテスト結果は如何でしたでしょうか。
1 落とし物、または忘れ物をした。 2 つまづいてころびそうになった(ころんだ)。 3 電気のスイッチを切り忘れた。 4 コップ(茶碗)をひっくり返した。 5 あとで電話しようと思っていたのに忘れてしまった。 6 手に取ろうと思っていたのとは違うものを手に取っていた。 7 待ち合わせ、または予約をすっぽかした。 8 熱いものをいきなり口に入れて舌がひりひりした。 9 途中で葉書をポストに入れるのを忘れた。 10 よそ見をしながらお茶をつごうとしてこぼした。 11 自分がいま何をやりかけていたのかを忘れた。 12 よけいなことを言ってあとで後悔した。 13 電話を切ったあとで要件を言い忘れていたことに気づいた。 14 家の家具か会社の机にからだをぶつけた。 15 会議または打ち合わせの時間をコロッと忘れていた。 16 電車に飛び乗ったら行き先違いだった。 17 電話がかかってきたために、やりかけのことを忘れてしまった。 18 間違い電話をかけた。 19 頼まれていたことをし忘れた。 20 目的とは違う階でエレベーターを降りてしまった。
奇数番号 4つ以上:「ぼんやりさん」 6つ以上:「大ボケ君」
偶数番号 3つ以上:「あわて者」 5つ以上は「ドジな人」 全部で3つ以下の場合:ほんとうにミスが少ない完全無欠型なのか、もしかしたら、おかしたミスを片端から忘れる、あるいは自分がミスをしていることに気づきもしない超大ボケさんのどちらか。
このテストはスリップが注意型と記憶型の二種類あるというリーズン博士の説に基づいて私が作ったものです。「ドジな人」や「あわて者」は、意識的注意を使って自分の動作をモニターしたり、スキーマの途中でその実行経過を意識的にチェックするのが苦手な人。「大ボケ君」と「ぼんやりさん」は、行動を開始するときや、行動の途中で記憶システムとの情報のやりとりに失敗しがちな人といえます。
芳賀繁著『失敗のメカニズム:忘れ物から巨大事故まで』 日本出版サービス(ハードカバー版)/角川ソフィア文庫(文庫版)
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