独居であれ、アパート住まいであれ「世帯」を持っていると、家庭内事務というものは厳として存在し、これは結構面倒なものです。
　掃除・洗濯・炊事の類は、どんどん合理化されるのに、この点は合理化されるどころか、どんどん大変になっています。
　ご夫婦の場合は、暗黙のうちに分担が決まっているーーーそれが片方が急病になったりすると、どうなっているのはよく分からなくなってしまう。
　独居の場合は、なおさらです。

　できれば一覧表にしておくべきかもしれませんね。
　たとえば

　・各種保険の加入状況
　・金融機関取引状況　
　・クレジットカードの加入状況
　・受け取っている年金の種類と受け取り方法
　・健康保険の種類など
　・公共料金の支払い方法　どれとどれは自動払いなど
　・定期購読の雑誌などと、その支払い方法
　・会員制の倶楽部やプロバイダなどへの加入状況と、その支払い方法
　・乳酸飲料などの定期配達を依頼しているか
　・ゴミの収集の詳細
　・町内自治会・隣組の班長さんは誰？

　それぞれ最近の領収書など、先方の住所・電話番号・名前の分かるものを一緒にして、クリヤファイルなどに入れておくと、なお分かりいいかもしれません。

　別居でも、家族のおられる方は、その方に一覧表の在り処をお知らせしておけばいいのですが、そういう方のいない独居の方の場合は少し面倒ですね。

　また、各種の証書類は、纏めて銀行の貸金庫に預かってもらい、家族を代理人にしておく、というのも一つの方法かもしれません。(お金は掛かりますが)


　

　　
私の場合　縁の近い親族は居住地が遠い。
「エンディング・ノート」のスレッドに書きましたが、
重要書類や印鑑などの在り場所は、
家の部屋割り略図を描いて、それぞれ記入し、
実弟、実妹に渡してあります。