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   健康と病気
     太明堂さんの「がんが治った話」
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投稿者 スレッド
ゲスト
投稿日時: 2010-5-18 23:33
Re: 太明堂さんの「がんが治った話」
その2

予防の話でもしましたが、健康食品の一押しは、マイタケの煮汁です。ただし、無農薬で、熟成栽培のものが推薦です。良質なマイタケを入手することが困難ですが、探してみて下さい。私は群馬県でいい農家を見つけました。
 海藻は、どちらかと言うと予防向きです。何故なら、一度に沢山食べれないし、長く食べ続けると飽きます。飽きない程度に少しずつ食べて下さい。

病気の人は、どうしても夜が眠れない人が多いのです。運動不足や精神不安、病気による身体の痛みなどが原因です。睡眠薬を飲むのも、解決策かも分かりませんが、アメリカにメラトニンという催眠効果のある健康食品があります。これは睡眠薬のような副作用や習慣性がありませんし、安い健康食品です。
 これが発売になった15年前、早速アメリカから5種類の製品を取り寄せて、仲間と比較テストしたことがあります。その時の仲間と私の共通した感想は、①「睡眠薬ほど、強くはないが、催眠効果は確かにある」、②「その効果は、メラトニンの含有量に比例しない」、③「テストした5種類の中では、メラトニン・プラス(Melatonin Plus)という製品が一番良い」。この3つでした。

 病気の人は、一般的に便秘になりやすい傾向があります。動けない人は特にその傾向があります。
 これもいきなり下剤を飲む前に、フラクトオリゴ糖を試してみませんか?フラクトオリゴ糖を飲むと、ビフィズス菌が増えて便秘も改善しますし、腸免疫を高めます。純度100%の製品なら血糖値を上げません。これは1ヶ月分が1500円です。ただし、これを飲むと逆に便秘がひどくなる人もいます。こういう人は腸が蠕動運動をしていない人で、下剤も効かない人だと思います。
 同じ整腸の目的で、ヨーグルトを少し多めに食べてもいいと思いますが、できればカスピ海ヨーグルトのような自家製をお勧めします。その主な理由は、甘味料の量的質的な調整ができる点です。

 以前、離婚した直後にガンになった女性から相談を受けたことがあります。彼女は、生活費すら満足にないくらいお金に困っているとのことでした。しかし、「お医者さんの治療以外に、何かしないと不安です」と言われました。この気持ちはよく分かります。私はこの方に、次のようなアドバイスをしました。
 ビタミンCは抗腫瘍作用があります。通常売られている製品は、甘味料などの不純物が入っていますが、お医者さんに言えば、純粋なもの(アスコルビン酸)を、かなり安い価格で出していただけるはずです。これを1日500mg~1000mgでいいですから、舌の下で少しずつ溶かしながら飲んで下さい。この方が喉から飲むより血中濃度が高まります。これが意外にいいのです。

 私が良いと言うものは、お金がかからないものばかりです。
“ツボ”、“呼吸法”、“ありがとうございます”、“陽気吸収法”がそうです。健康食品は絶対に必用なものではありません。お金がなくても心配ありません。


いきなりマラソンコースを走って下さいと言われても、42Kmを走るのは大変だと思いませんか?ところが、ガンと戦うということは、10000Kmを全速力で走るようなものです。よそ見も、休憩も許されません。でも、意外に簡単です。
 3000mの山を、重たいリュックを背負ってどうしたら登れるでしょうか?それは3000mを登るのではなくて、1歩登ることと同じなのです。1歩登ることができれば、3000mだって6000mだって登れます。それは1歩の繰り返しだからです。

 例えば、“読んで、ガンが治る話!(5)(6)(7)”でお話しました「ありがとうございます」を“身体の地図帳”を見ながら、一度は時間を作って徹底的にやってみれば良いと思います。それは自分の為に、家族の為に、友人知人の為に、必要な体験です。
 実験の時は、声をハッキリと出した方が良いと思います。車の中が周囲を気にせずにできて、意外にいいかも分かりません。一度徹底的にやれば、身体の変化が体験できて、これが事実であることが分かります。「感謝の気持ちがないのに、身体の変化が起きる。これが言霊(ことだま)の力なんだ!」と分かれば良いのです。これが第一歩です。小さくても、一つ確信が持てると、大きな自信につながります。

 「ありがとうございます」は特に『脳』を重点的にやって下さい。私は未来の医学は、『脳』だと思います。人間の身体や心を動かしているのは、脳です。ここに全てがあると言っても大きな間違いではないと思います。
 胃を動かす部位、心臓を動かす部位、肝臓を働かせる部位、腎臓を働かせる部位、免疫の部位、ストレスやトラウマを蓄積する部位、DNAを維持する部位、等等。脳に全てがあります。そして意外に簡単に修正ができます。

 未来の医学では、この各部位に適切な刺激が加えられて、身体を治療する時代が必ず来ます。ガンや白血病はもちろんのこと、膠原病(≒自己免疫性疾患)やリウマチ、喘息、潰瘍性大腸炎、パーキンソンのような難病、筋肉痛のような一見脳と関係のない疾患でさえも、脳への刺激で治る時代が必ずきます。意外に早くそんな時代が来ると、私は予測しています。

 皆さんは、時代を先取りして、一度実験してみて下さい。できれば、身体の地図帳程度の詳しさで書かれている脳の解剖図を見て、「ありがとうございます」を繰り返し唱えてみて下さい。そこを意識すること自体が、既に治療になっています。

 ストレスやトラウマの解消は海馬がいいですよ。その他の脳の各部位の細かい働きは知っていても知らなくてもいいですから、やってみて下さい。大脳のあちらこちら・中脳・小脳・間脳、橋、延髄、そして首から腰にいたる脊髄を中枢神経と言いますが、これが非常に大切です。
 これが終わったら内臓や筋肉、骨、皮膚もやってみて下さい。女性は健康にもなりますし、瑞々しい若さを取り戻します。これも未来の医学です。

 身体に対してやってみて、疲れたら窓の外の景色を眺めてやってみて、また室内の目に入るものにやってみて、そして心の中にあるものに対してやってみて、また身体の地図帳を見てやってみる。
 同じ姿勢だと疲れるし飽きるから、時々姿勢を変えてやってみる。私はガンだった時に、こんなことを毎日毎日何時間もやっていました。そのうち『ガンはガン、私は私』という、私がよく言います脳の中にある自然退縮のスイッチが入りました。


前回の日記に書きました『脳の医術』は、夢の医療です。無限の可能性があります。

私の治療の師匠がこの『脳の医術』を得意とした人で、彼の治療による奇跡を私は何度も見ました。
知能指数が30くらいの重度の障害者が、普通の人になりました。癲癇(てんかん)、軽度のパーキンソン、重度のアトピー、花粉症他様々な難病が奇跡的に回復したのを、私は何度も見ました。
ガンに関しては、私の師匠は慎重な人でしたが、私の友人のお母様を5~6回の治療で完治させたのを一度だけ見たことがあります。しかし、ガン治療は気を受けるので、手技療法では、してはいけないという考えだったようです。
 それはともかく『脳の医術』が西洋医学の上で実現したら、非常に多くの難病が治ることは間違いないと思います。

さて、もう一つ、西洋医学が飛躍的に進歩すると考えられる点があります。
戦前の日本で、東洋医学の原理を西洋医学的に解明しようという動きがありました。東京大学などでも盛んに研究が行われ、その記録も残っておりますが、失敗に終わりました。

 私は、気そのものを視覚的に見えるようなエネルギーの変換装置が作られれば、東洋医学の原理が科学的に解明されると思います。
気は、まるで血管を流れる血液のように、経絡という通り道を流れて、身体中を循環しています。その中継地点、例えて言うならば電車の駅のようなところを、ツボ(経穴)と言います。

 この気の流れが止まった状態を「気が止む(やむ)」と言い、→「気が病む」→「病気」と呼び名が変わりました。病気は気の流れが止まった状態のことです。東洋医学では、ツボに刺激を加えて、気の流れを修復して病気を治します。

 従って、気の流れを機械的に診断して、流れが止まった経絡に反応するツボを自動的に刺激する機械が発明されたら、医学は画期的な進歩を遂げるでしょう。ガンは全身の気の流れが、全て完全に止まってしまう病気です。このような機械があれば、ガンに対して大きな有効性を実現するに違いありません。

 私はガンになった時、この二つのことが頭にあって、『脳』に対して「ありがとうございます」という言葉のエネルギーを送り込むことを心がけるとともに、『全身の気の流れ』を実現する為に経絡の気を何度も何度も動かしました。
この“気を動かす方法”と、もう一つ私が試して、ほとんどの人に効果が高かった“リンパの活性法”を次回ご紹介します。


勝敗というものは、何によって決まるかと言いますと、それは力の優劣ではなく、『勢い』によって決まると、私は思います。
 織田信長の桶狭間の戦いだって、山の上から敵を見下ろして、山を駆け下りて死ぬ覚悟で戦ったから、織田軍は10倍の軍勢の敵に勝ったのです。その勢いが大切です。

ですから、私の日記を読んで、分からないところがあっても、勢いをなくしてはいけません。「分からない。分からない」と思い悩むと勢いがなくなります。
 私の書いた文章からエネルギーだけを吸収して、出来ることだけを実行すればいいのです。シリーズの冒頭でご紹介したYさんは『勢い』だけガンにで勝った良い実例です。

 これからお話することは、少し分かりにくいので、話としてだけ読んでいただければ結構です。
 人間の身体には経絡という気の通り道があって、ちょうどそれは鉄道の線路のようなものです。線路はみなつながっているのですが、場所を区切って東海道線・東北本線と言ったような名前がついています。経絡も同じように全部つながっているのですが、場所を区切って肺経とか大腸経とか胃経といった名前がついています。
 線路には駅があります。これが経絡だとツボ(経穴)になります。

 例えば東海道線の東京・新橋・品川というように駅名を順番に言える人がいますが、これと同じように経絡のツボを肺経の中府(ちゅうふ)・雲門(うんもん)・天府(てんぷ)・侠白(きょうはく)というように気の流れに従ってツボを順番に手で押えていき、手の届かないところは意識をそのツボに集中させるという方法で身体を一周させます。これが自分で自分の身体に施す最高の治療だと、私は思っています。
 しかし、これができる人は、プロでも少ないと思います。その“できない理由”を解説すると長くなりますので止めます。この話は頭の片隅に置いておくとして、皆さんは出来る事だけをして、『勢い』を大切にして下さい。

 さて次に、誰でも出来ることで、ガンにも強烈なダメージを与え、しかも美容にもいいという夢の健康法を紹介します。
 ガンと戦う主役は、何と言ってもリンパです。リンパは全身を網の目のように走っているリンパ管を流れています。このリンパが元気なら、ガンなど恐くありません。
 そして、足の付け根の“そけい部”とか“腋下”(わきの下)とか首には、このリンパの基地があります。ここをリンパ節と言います。
 リンパには種類があるのですが、エリート幹部のTリンパはリンパ節で育ちます。(若い時は胸腺で)
 このリンパ節を軽く撫でれば良いと思います。「ガンバレ!ガンバレ!」と気持ちの上で、鼓舞して下さい。屈強の軍隊が動きだして、あなたの身体を守ります。次回、もう少しこのリンパの話をします。



血液は赤い液体のように見えますが、実は透明な液体に赤い球が沢山浮いているので、赤く見えているだけです。
 これを試験管に入れて、遠心分離機にかけると、真っ赤な部分と薄い黄色の透明の部分に分かれます。そしてその間に少しだけ無色で透明な部分が見えます。
 赤色の部分は赤血球です。少し黄色がかった透明の液体は血漿(けっしょう)です。赤血球はこの血漿に浮かんで全身に酸素や栄養を運びます。

 そして、この二つの間にはさまれてる少量の無色透明の部分が今日のテーマです。
 これは血小板と白血球です。血小板は血管が破れた時に、そこにペタペタペタっと張り付いて出血を止める役目をしています。
 白血球は外敵と戦う戦士達です。よく「膿(うみ)が出る」と言いますが、あれは外敵と戦った白血球の死骸のことです。

 この白血球には、好中球、好酸球、好塩基球、単球、リンパ球といった、いくつかの種類がありますが、ガンとガチンコ勝負をするのはリンパ球です。私はガンになった時『南無リンパ大明神』という気持ちになりました。

 決戦の時です。天下分け目の戦いを自分の為にしてくれているのです。玉砕の精神で、自分の為に喜んで死んでくれるリンパを応援しないで、どうするのですか。
 「ガンが悪化するのではないか?」と心配している場合ではないのです。リンパ球は怯むことなくガンに体当たりをして、私の身代わりになって死んでくれています。この忠誠の勇者達を見捨てて、大将たる私が逃げてどうするのですか?未来永劫の悔いを残すことになります。

 私は、リンパ節をさすりながら「ガンバレ!ガンバレ!」「ありがとう、僕の為に戦ってくれて!」「生きるも死ぬも一緒だ!」と声援を送りました。すると、どうでしょうか。全身が熱くなり、身体の奥から力強いエネルギーが沸き起こりました。「勝つぞ!」。私は、固く心に誓いました。




今から20年以上前の話ですが、私は山で遭難したことがあります。3月の終わりの北岳です。
 日本で富士山に次いで高い山です。3月の終わりとは言え、山の気温は-20度以下の寒さです。雪は何メートルも積もっています。背中に40Kgの荷物を背負い、雪をラッセルして登ります。1時間で100m進むのがやっとでした。ただでさえ、ハードな登山である上に、春山は雪崩の季節です。危険極まりない登山でした。
 
 初日は天候が良かったのですが、2日目に入って天候が崩れ、頂上の少し手前でテントを張り天候の回復を待つことにしました。
 3日目の朝、目覚めた時、テントの外がいつもと様子が違うことに気付きました。テントの中が薄暗く、全体が外から押されている感じがしました。どうやら昨日降った雪で、テントがすっぽり埋まってしまったようです。モグラのように雪を掻き分け、なんとか地上に出ることが出来ました。

 いつも一緒に登る4人のメンバーは、気心が知れた仲間でした。山頂手前でしたが、天候が悪かったことと、残りの食料や燃料が少なくなっていた為、登頂は断念することにしました。
 とは言え、引き返すことが一概に安全とは言えないのです。山はガリガリに凍っていて、その氷の上に一晩で2m以上の雪が降った訳です。雪崩が起きないことの方が不思議でした。しかし、ここにとどまって救援を待つとしても、直ぐに救援が来ればいいのですが、その可能性は少なく過労凍死することは目に見えています。 

 つまり、どちらの選択をしたら助かるかではなく、どちらの死を選ぶかの選択でした。山を降りて死ぬか?ここにとどまって死ぬか?、そんな選択でした。

 私達は、下山を強行することに全員一致で決めました。この時、別グループのエベレストに何度も行っているベテラン登山家は、山頂付近にとどまる決断を下しました。
 
 私が体力的にも一番優れていた為、先頭を歩きました。足を思い切り振り上げ、努めて元気良く歩きました。みんな無言でした。何も考える余裕がなかったと思います。言葉にはできない不安で、いっぱいだったと思います。私が元気良く歩いたのは、そんな凍りついた心を、少しでも奮い立たせたかったからでした。

 長い急斜面に差し掛かった時に、今思えば当たり前のことなのですが、物凄い轟音とともに、私達をすっぽり包み雪崩が起こりました。雪崩は映像で見るのと、実際に会うのとでは全く違います。特に氷の上の表層雪崩はスピードが速く、2m以上の厚さの雪が何キロもの距離を、風のスピードで雪崩れました。何も考えることのできない一瞬の出来事でした。

気がつくと、4人が全員しゃがみこんでいました。暫くは動けませんでした。人生の中の驚きをひとまとめにしても足りない程の驚きでした。立ち上がってみて気がついたのですが、私達4人が立っていたところだけが雪崩を免れて、雪がそのまま残っていたのです。信じられない出来事でした。

 これから先、ふもとにたどり着くまでは、危険と恐怖の連続でした。2日間“飲まず・食わず・寝ず”の強行をしました。夜は真っ暗で、常に道の片方は絶壁の急斜面で、いつ滑落してもおかしくありませんでした。立ち止まれば誰かが寝てしまい、ほっぺたを思い切り叩いて起こそうとしている人間が、叩きながら眠る、そんな体力の限界を遥かに超えた壮絶な下山劇でした。

 全くの奇跡としか言い様がありませんが、深夜の1時にふもとの山小屋にたどり着きました。私たちは、そのままバタッと倒れこんで寝てしまいました。翌朝目が覚めた時、やっと生きて帰れた喜びがこみ上げてきました。

 東京に帰って、フォーカス誌を読んで、北岳で下山しなかった方が亡くなったことを知りました。「エベレストにも登ったベテラン登山家の死」といったタイトルでした。この方と私達のどちらの判断が正しかったとは言えません。私達の方が死ぬ確立は高かったのかも分かりません。皮肉なものだと思いました。

 私が今から4年前、ガンになった時、やはり私は同じような決断をしなければなりませんでした。病院に入院してベッドの上で死ぬか、自分流の闘いをして自宅か道で倒れて死ぬか、どちらにしたって死の選択です。
  私の治療の師匠は、直ぐに入院をするよう何度も電話をかけてきました。呼吸もできず、睡眠もとれず、食事もとれない私には、もう一切の可能性がないと判断したのでしょう。日頃仲の良い師匠と、私は連絡を絶ちました。私はこの病気と刺し違えて死ぬ覚悟を決めたからです。

 私が闘いを選んだのは何故だか分かりますか?私はじっとして死を待つのが恐かったからなのです。
 山で下山を強行したのも、じっとして死を待つのが恐かったからなのです。

 戦前、ピストン堀口という強いボクサーがいたそうです。まるでピストンのように連続してパンチを繰り出すので、そんな名前がついたそうです。「何故そんなに沢山パンチを繰り出すのか?」と尋ねられたら、「相手のボクサーが恐いからだ」と答えたそうです。
 私がこの日記に沢山書いているガンの克服法に、100%の科学性はありません。しかし、私は少しでも可能性のあるものは、24時間ピストンのようにし続けました。そうしていると私は恐さから解放されるからなのです。
 しかし、そんなある日、「こんなにやっているのだから、ガンに負けるはずがない」という自信が、突然湧いてきました。恐怖が私を動かし、恐怖が私に自信を与えてくれたのです。

 『恐怖が、私を救ってくれた』と、私は今、この二つの出来事について、考えています。

 『恐い』という気持ちを、恥じる人がいます。心の弱さだと思っている人がいます。それは間違っています。恐怖は私達を人生の危険から何度も救ってくれた、大切な心です。



心の強さって何なのでしょうか?私は、精神的に弱いどころか、強迫観念で50年以上苦しんでいる人間です。私の生い立ちがそうさせたのです。私の心は幼い時に、心無い大人からズタズタにされて、血だらけになりました。
 だから、心の弱さなら、誰にも負けない自信があります。心の弱さを知り尽くしているとも言えます。

 人間には二通りあって、恐いものに出会った時に、立ち止まる人と、走って逃げる人がいます。どちらも弱虫だから、そうするのです。
 何かと戦うといっても、勝てると分かった時に、戦うだけです。
 負ける相手と分かった時、それは表面的に戦っていても、心の中では降参しているのです。だから“死の覚悟”をします。

 山なんて喧嘩して勝てる相手ではありません。だから死の覚悟をして、必死で歩いたのです。
 ガンなんて喧嘩して勝てる相手ではありません。だから死の覚悟をして、必死で治す努力をしたのです。
 一見勇気ある行動に見えますが、「恐い恐い恐い」という思いが、一歩一歩という足取りになっただけです。「恐い恐い恐い」という思いがガンと戦う何かの行動になっただけです。

 勝てない相手と出会った時、何でもいいのです。自分に出来ることをすればいいのです。他人の行動を見て、「私にはできない]][[私にはできない」と思う人がいますが、自分に出来ることをしないからいけないのです。

 「幸せはガンがくれた」というガンの自然退縮の体験集で紹介された小山王(こやまつかさ)さんと言われる方がいます。彼は、「余命3週間」と医師から宣告されました。すい臓ガンが肝臓に転移した最末期のガン患者でした。
 何ヶ月も食事がとれず、痛みがひどくてモルヒネを何本打っても効かず、痛みで全身が痙攣を起こしたり、痛みで一日に何度も気絶をしました。
 この人は「人間は動物だ。動物は動くから動物なんだ。だから動いている限りは、人間は死なない」と考えたみたいです。それで「余命3週間」といわれた身体で、病院の中庭を行ったり来たりして歩いたのです。「看護婦さんには幽霊に見えたのではないか」とテレビに出演された時に話されていました。そしてガンの自然退縮が起きました。
 
 ガンの自然退縮は、何によって起こるか?それはファイティングスピリッツによって起こるのです。しかし彼は、強いからそういう行動をとったのではありません。彼は恐かったから、そういう行動をとったのです。それは恐怖心が起こす奇跡とも言えます。

 私は、ガンの自然退縮の様々なケースを見て、常々思うことがあります。
 「人間は弱い、しかし意志には神が宿る」と。
もう一つ山の話をさせて下さい。
 私が山のザイルパートナーとして10年以上山登りのコンビを組んだ人がいます。私達は、感性は何から何までが違うのですが、山登りのコンビとしては、足りないものを補い合った良い関係でした。

私達は、ある時槍ヶ岳の北鎌というロッククライミングのコースを登ったことがあります。ロッククライミングとしては、そんなに難しいコースではないのですが、その日は悪天候で、雨で岩が滑りやすく、嫌な予感がしました。

 頂上まで後2~3kmという所だったと思います。私の嫌な予感が的中しました。一箇所、直径が1m50Cmくらいの大きさの岩があって、いったんそこに飛び乗って、それからジャンプして次の岩に移動するところあったのです。
 私が最初にその箇所を通過して、彼が私と同じようにその大岩に飛び乗って、次の動作に移ろうとした瞬間でした。信じられないことに、その大岩がガタンと音をたてて真下に落下したのです。彼も、その大岩とともに頭から逆さまに私の視界から消えました。その下は見下ろす限り、どこまでも垂直に切り立った絶壁で、出っ張りも何もない所です。

 時間にしてわずか1秒くらいだったと思います。私の頭の中を、様々な考えが猛スピードで駆け抜けました。それは全て彼の死に関する事でした。
 すると「おーい」という声が聞こえるのです。私は恐る恐る下を見ました。私は目を疑いました。彼がはるか30mくらい下の岩の壁に、まるで蝉のようにくっついているのです。絶対にありえないことです。30mというと8階建てのビルの屋上から飛び降りたようなものです。しかも彼は頭から逆さまに落ちたのです。私には信じられない光景でした。

 しかし、彼をどうしたら救えるのでしょうか?北鎌はザイルを使わないところなので、私達は、ザイルを持ってきてなかったのです。すると奇跡としか思えないのですが、そこにたまたまザイルを持っている人が現れたのです。そしてすぐにそのザイルを投げて、彼を救い出すことに成功しました。しかも彼はほとんど無傷でした。落ちた時のことを尋ねたら、フワッと岩壁の10Cmくらいの出っ張りに立ったというのです。

 彼は常々山では絶対に死なないと言っていました。雪崩なら泳げばいい。滑落なら空を飛べばいい。「絶対に助かる」という強い信念があれば、何があっても大丈夫だと言ってましたが、まさに彼の信念を実証した出来事でした。私が「意志には神が宿る」と言いましたのは、このことです。

 ガンの方でこんな人がいました。その方は「人間は笑っている限りは、絶対に死なない」と信じている人です。何故だか分かりませんが、そうなのだそうです。何故なら、その方は、朝から晩までお腹の底から笑い続けて、末期ガンのまま20年以上生き続けているからです。
 
 私達が危険に直面して、何故だか分からないが、そう思うことには、神様がそう思わせていることがあるのです。だから、恐い時に、立ち止まってはいけません。意志の働きを止めてはいけません。むしろ様々な呪縛を取り払って、他人が見ておかしいと思うことでも、自分を信じきってやってみたら良いと思います。自然退縮を起こした人は全員がそういう人達です。

 「危険に直面した時、自分の意志の働きには、神が宿る」ということを、私は彼等から学びました。
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題名 投稿者 日時
   太明堂さんの「がんが治った話」 ゲスト 2010-5-18 23:24
   » Re: 太明堂さんの「がんが治った話」 ゲスト 2010-5-18 23:33
       Re: 太明堂さんの「がんが治った話」 ゲスト 2010-5-18 23:35
     Re: 太明堂さんの「がんが治った話」 ゲスト 2010-5-20 23:28

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